Webライターには、執筆する際いくつものルールがあります。その中には、著作権に関わる重要なこともあり、Webライターは常に意識しながら執筆しています。
Webライターだけではなく、個人的なブログやサイトを書いている方は多くおられます。その方たちもオリジナルの文章を保護される権利があります。
では、「著作権」とは一体何のことで、どのような場合に著作権に触れることになるのでしょうか?また、Webライターの執筆した文章や個人的なブログ・サイトを他の方は自由に使用できるのでしょうか?
Web上では、誰もが無料で見れる記事や写真が沢山あります。しかし、執筆する側だけではなく見る側にもルールが決められていることを知って、より安全に執筆したり閲覧したりして頂きたいという気持ちでこの記事をご紹介しています。
ここで、著作権と保護または保護される方法、著作権に触れずにWeb上の記事を楽しめる方法についてご紹介したいと思います。
著作権と著作物
文章を書くと、書いた人は「著作者」となります。その文章を誰かがコピーしても良いかどうかは、著作者が決められることになります。思考と感情を用いて作った文章と著作者を保護するための法律が「著作権」です。
「コピーをするだけで?」と驚かれるかもしれません。しかし、Webライターは文章を書く時、書籍やWeb上などからそのまま自分の文章として書くことは禁止されています。引用するなら引用元、参照先も提示します。コピーしている部分があるなら、すぐにチェックして分かる仕組みになっています。
ですから、Webサイトの記事をコピーして使用することは勿論大丈夫なのですが、自分個人や家族・近い関係の人だけで個人的に使用することが推奨されます。コピーして公に配布する、同じ文章を自分の文章として書くことは、もしかすると著作権に触れることになる可能性があります。
著作権と関係する法律
■著作権法
目的は、著作物と著作者の権利の保護を図り、文化の発展に寄与することです。(著作権法第一条)
■複製権
「著作者は、その著作物を複製する権利を専有する。」(第二十一条)
■私的使用のための複製
「著作権の目的となっている著作物は、個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用することを目的とするときには、…その使用する者が複製することができる。」(第三〇条①)
引用・出典:ポケット六法令和6年版
著作権を守るためにできること
Webライターは記事を執筆すると、その文章は自分の著作となり著作権が発生します。クライアントに譲渡する場合もありますが、Webサイト上の文章はWebライターまたはクライアントのどちらかに著作権がありますので、コピーする時は個人的に使用しましょう。
Webライターだけではなく、個人的なブログなど書く時には、氏名を書く、または©マーク(Copyright)を表記することができます。
もし、無断で何かにご自分の文章が使用されていることを知る場合は、ぜひ法律に詳しい人に相談しましょう。
著作権について知ると、注意しなければならないことばかりではなく、ご自分の権利も保護されると安心できます。大切なサイトやブログをこれからも安心して楽しんでいきたいですね。

ウェブライタードットコム 竹内陽子